にこころ
君の意思が
言葉になる
僕の心に陽があたる
愚図っていた君が
眠りにつく
君の名前に「にこ」が
浮かんだとき
パパもママも
ニコッとした
でも
君の中では
ニコニコ顔だけの君が
君じゃなくていいし
泣きたいときは泣いて
弱い心も
ズルイ心も
大事な君の一部だ
と
僕は
二十歳になった頃の君に
手紙を書きたい
田んぼの一年へ